高温超伝導送電・蓄電技術
ナノオプトニクス・エナジーでは、高効率の電力輸送を行うための基礎技術および蓄電技術を大学と共同研究しています。世界初となる高温超伝導体を用いた直流超伝導送電を実用化し、世界最高効率の送電システム構築を目指しています。
200 m級超伝導直流送電実証実験装置(CASER-2)の構成
(中部大学)
世界初の直流高温超伝導送電
世界で初めて高温超伝導体を用いた直流超伝導送電を実施し、世界最大電流を流すことを目指しています。実現のために、液体窒素循環装置で発生する圧力損やポンプ動力を低減するための研究と、新型の超伝導ケーブルや断熱二重管の試作・評価を行っています。また、端末部での断熱を新方式(ペルチェ電流リード:PCL)で行います。この方式は常温部と液体窒素冷却部との接続箇所からの熱侵入を劇的に低減できるのが特長です。

日本初の直流超伝導送電・蓄電
なぜ直流か? 300㌔メートルを超えると直流送電のほうが高効率・低コストだからです。超伝導送電にするとジュール損失がゼロになるため、大電流での送電が可能になります。1万㌔メートルという地球規模での送電も夢ではなくなります。
電気抵抗ゼロの超伝導送電ができれば、送電線の持つ大きなインダクタンスと大電流の特徴を生かし、電力を磁気エネルギーにして貯蔵する蓄電システムをつくることも可能になります。
バック・トゥー・エジソン
今世界ではエジソンが提唱した直流電流に回帰する潮流があります。 このため、世界中でパワーエレクトロニクスの研究が行われています。
PCLシステムの開発
送電だけでなく超伝導モータなどすべての超伝導システムでは常温と超伝導部分との熱絶縁が実用上のキー技術です。大電流を流すことができ、同時に200度近い温度差を効率よく維持することは従来の技術では矛盾するからです。この課題を新技術(PCL方式)で解決します。
PLCシステム

